許容範囲はどこまで?2006/04/04 09:48

職場異動に伴い、順次業務を源さんに引き継いでいる。その中のひとつ。必要時に連絡する相手に田村君というのが居る。源さんと田村君、以前から私への電話の取次ぎ等や不在時の対応等でいつしかお互いに名前だけは知っている仲になっていた。先日顔合わせも済ませた。


私「○○については変更があれば都度田村君に連絡して下さいね」
源「そうですか」

・・・数日後

源「変更についてはタシロさんに伝えてあります。後でメールも出しておきます」
私「はい、よろしくお願いします(タシロ??・・あぁ田村君の事か)」

・・数時間後、源さんが田村君宛てに出したメールがCCで届いた。その書き出しは。

 『田代様・・・』

完全に間違えている。"田村"と"田代"を間違えている。昨日、今日知った相手ではないし、以前はちゃんと”田村さん"、と言っていたのを聞いた憶えがあるので、源さんの中で突然名前がすり替わったようである。会話では弾みでなんとなく言い間違える事は良くあるが、ここまで徹底して勘違いしているともう何も言えない。

どうやらこの間違いには1日で気付いたようだが源さんをとりまくコミュニケーションについては結構周囲が察し不問に付す事て丸く収まっている事が少なくない、

例えば、印刷出版業界(なのかな?)に関する話で、プリンター、と、ポイント、という項目があった。プリンター1台稼動すると特定の係数でポイントに換算するというようなもの。この換算結果の値をプリンターポイントと呼び、資料上にはこの3つの言葉が並ぶ
・プリンター
・ポイント
・プリンターポイント
式にすると
『プリンターxポイント係数=プリンターポイント』
これが源さんの分析回路に掛かるとどうなるか・・
『プリンターxポイント係数=ポインター』
新語誕生である。

客先に行く前の下打ち合わせの時に
「ポインターの値がですね・・」
「先月のポインターについては・・」
とさかんに独自の造語を連発していたので少々心配だった。勿論その中で

私「ポインターってプリンターポイントの事ですよね?」
源「え?・・あっ・・そうですそうです(焦)」
というやりとりはあった。

後日、客先でやはり「ポインター」を連発している源さん、この時、お客さんの反応はというと源さんが何を言っているのかは大体察しているので誰も指摘はしない、見事なオトナの対応。一番焦ったのは配られた会議資料、源さん作成のものだが、そこかしこに当然のごとく「ポインター」という文字が書かれているのである。
放置しておくわけにはいかないのであえて突っ込む

私「ポインターってプリンターポイントの事ですよね?」
源「え?・・あっ・・アレ?・・そうですそうです(焦)」

出席メンバーを見渡して見ると、この時はじめて気付いたふりでさりげなく赤ペンを走らせる様子が目に入る。

今のとここのレベルで済んでいるのでまだ良いけど、繊細な内容になったらどうなるのか考えると恐ろしい。

職場異動バンザイ。

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