フルハイビジョン(フルHD)【full high definition】とは2006/04/01 12:44


テレビ映像は、走査線と呼ばれる横に走る映像の帯が多ければ多いほど解像度が高くなり、詳細な表示ができる。現在のアナログ放送では走査線の数は525本だが、ハイビジョンの地上デジタル放送では、走査線の本数は1125本。これが美しい映像の秘密だ。ところが、現在の薄型テレビでは解像度が水平1366×垂直768画素程度のものがほとんど。垂直方向の画素数がまったく足りないため、すべての走査線が表示できない。存分に実力が発揮できていない状態だ。これに対し、解像度が水平1920×垂直1080画素以上のテレビは、ハイビジョン放送で送られてきた高画質映像を余すことなく映し出すことができる。そのためこれらの解像度を持つテレビをフルHDと呼んで区別する場合が多い。

趣味の王様らしい2006/04/02 21:25

無線の免許を取得した。『4級アマチュア無線技師』昔の『電話級アマチュア無線技師』と同じらしい、アマチュア利用目的のみの資格なので国家資格とは言え履歴書等に書いてもなんの足しにもならない。当然ながら取得目的は履歴書に書くためとかではなく、主目的はバイクでの運用(無線を使う事を運用というのがツウらしい)

免許が無かった今までもバイクにはこれみよがしの長いアンテナを立てた本気装備をしてあったのだが、免許が無い事にはしゃべる事ができない。聞くだけなら合法らしいので、仲間同士の会話を聞いているだけなら問題は無かったのだが、でもやっぱねぇ・・。

という事で前々から免許を取ろうと思っていたのだが、なかなかタイミングと開催場所の都合が折り合わずノビノビとなっていた。で、この資格、取得するには二つの方法がある。(1)国家試験を受ける(2)国家試験免除の講習会を受け、修了試験に合格する。例えてみれば、車の免許を取るのに試験場に行くか実地試験免除の公認教習所に通うか、という違いである。(1)の場合はコツコツ自分で勉強しなくてはならないが(2)は既定の講習を受ければ合格率の高い試験を受ける事で取得が可能である。

金額的には前者は約5千円、後者は約2万強と、かなりの金額差があるが、どんな勉強すれば良いのか、いや、それ以前に自分は日々コツコツとそんな勉強するんだろうか、という事を考えた結果、今回は(2)の講習会を受講する事にした。講習内容は法規6時間、工学4時間の10時間、これを2日間で受講するというもの、最後に修了試験1時間があり、法規、工学、それぞれ各10問中6問以上正解であれば合格。片方が10点満点でも片方が5点以下だと不合格である。

意外に厳しかったのは遅刻管理、朝の遅刻は勿論のこと、講習途中に何回かある都度の休憩の後の講習開始時刻に遅れてはならない、1分でも遅れると当事者は1時間の補講を受けなくてはならないというきまり。全員が揃ってから始まる雰囲気ではあったのだが、それでも休憩時間が過ぎても戻って来ないヤツが居たようで上記の時間にプラス1時間の補講時間が加わった。補講を受けるのは遅刻した対象者は当然義務だが、その他の人は任意なので1時間の休憩時間のようなもの、でも、帰る時間が1時間遅くなるわけで良い迷惑である。

では講習会の内容はどうかというと・・講師にもよるのだろうが、授業はノンビリとした雰囲気で進む、教科書に沿って進められるのだが、出題ポイントは決まっているらしく「ここにはアンダーラインを引いておいて下さい」というところが数箇所、どうやらそこだけを憶えれば良いようだ。教科書と一緒に配布された模擬試験問題集、受講後になんとなく理解したのだが、どうやらこの問題集の問題と答えを丸暗記すれば試験は楽勝だったようだ。少々恐れていたのが無線工学、講義前にざっと教科書を眺めてみたのだが結構マニアックなのだ、例えると「VMとCRのキャブ形式の違いをこの中から選択せよ」「CDIとフルトラの違いを選べ」、という問題が原付バイクの免許試験にあるようなイメージ。まぁ、免許たるもの、ある程度は深く知っておくべきなのかもしれないが・・。

ここで受講者に目を向けてみよう。自分の事は完全に棚の上だが、参加前から一体どんな人たちが受けるのだろうとの興味はあった。頭の堅そうなマニアな雰囲気の方々が多いのではないかと思っていたのだが・・受講者は50名は居ただろうか、確かに予想通りのマニア風な人も居たし、マジメそうな家族で参加している人たちも居たのだが、目を引いたのは30歳前後のヤンキー風?な方々、全員が友人知人というわけでは無いようだが、数名ずつのグループで参加していたようだ。その中には女性もちらほらといたが休憩時間には全員で仲良く喫煙所に集合して車座に座り”ぷっハァ”と煙を吹いていて、爽やかという言葉とは縁遠い雰囲気をかもし出していた。当然ながら途中の授業に遅刻して来たのはコイツらの誰かで、受講中爆睡してたのもコイツらの誰か、一言で言うと場違いな連中、なんで免許取ろうと思ったんだかが謎である。

次に講師はどんな人か、これがまた想像通りというか・・。法規と工学と二人の講師が居たのだが両名共にマニアック。勿論、国が認めたちゃんとした機関に属する方々なので、世間一般には普通の人だと思う。隣近所に住んで居たとしても全く害無く普通に接する事ができる人たちだと思う。が、やはりちょっと違う。一人の人は教師然とした50歳代くらいの人、講義の途中に雑談を交えてなかなか慣れた様子なのだが、時々変な事を言い出す。直接書くとマズそうなので例えてみると。自動車教習所の教官が・・「この道は40km/h規制の道路ですが、80km/hでも捕まる事はありません」「シートベルトしないで交番の前を通っても捕まりませんでした」とか言ってるようなもので、ぶっちゃけトークが多く、受講者みんな引き気味。しかも、マニアックネタなので、初心者には縁遠い話・・・ちょっとした自慢なのかもしれないけど初心者に通じるような内容ではありません。

もう一人の講師はちょっと若目で更にマニアック度の高い感じ、授業をするのが楽しいらしく。当人自ら「人前で(無線の)話しができるのが楽しいんです」と言っていた。教科書の項目にアンテナの話しがあるのだが、そのくだりになった時は「アンテナの話しは特に好きでしてねぇ、アンテナの話しだけで一晩中話しする事ができるくらいです」と、おっしゃる。本当にやられたらとんでも無く迷惑な話しであるが幸い授業時間は限られている。免許を取る人みんなが”好きだから取る”と勘違いされても困る。アマチュア免許なので興味がある人、趣味としたい人が多いのかもはしれないけどね。

考えてみると、”オタク(最近聞く機会が減ってるのは気のせい?)”の元祖は無線好きな方々に起源があるのではなかろうか、現在のオタクやらマニアというのは、コンピュータ系、アニメ系、その他(なんか良く判らんが)あるが彼等の聖地である秋葉原はその昔は無線機(ラヂオ)マニアの聖地でもあった筈、駅の脇の雑居ビルには無線機を売る店がゴチャゴチャと詰まっていた憶えである。

インターネットや携帯電話が爆発的に普及している現代では無線機の立場は苦しいところにあると思われる。簡単とは言え面倒な国家資格に縛られているがために容易に使う事もできず敷居が高い、唯一のメリットは装備と免許維持費さえあれば電気代以外は一切費用が掛からないという点、相手と何時間話しても実質タダなのである。しかも到達エリアに制約は無い、山奥でも衛星経由で利用可能らしい。

とは言え、現在携帯電話を使っている人が全員無線機(ハンディトランシーバ)に突如として切り替えたとしよう。利用可能な周波数はそれほど沢山無いので混信しまくりである上に秘話は禁じられているので、ナイショ話しもみんなに筒抜け状態となり、とんでもないパニックになると思われる。

因みに、何故講習会だと免許が取り易いかというと、試験問題は法規、工学、それぞれ10種3パターンの計60問しかなく、その中からそれぞれ10問づつ20問出るから。講師もそれは承知で上手に60問を教えてくれる。つまり講義を聞いてなくても、講習開始時に渡される模擬試験の60問の問題と解答を憶える事ができれば良いのである。60問と言っても60種ではなく上記の通りそれぞれ10種を3パターンなので日本語ができて多少の頭があれば失格する事はまず無い。修了試験の時間は1時間取ってあるが、全20問の解答に要する時間はせいぜい5分である。どうやらずっと寝ていた彼も合格できたようなのでその程度の試験である。もっとも、難しい事は判らなくても講義を受ける事によって無線を扱う者としての心得は頭に入るので、それが判っていれば使っても良いよ、というものだとすれば講習会&免許の意義はあると思う。

これらを管理推進している某協会の案内文に以下のような記載があった。参考迄。
「電波法を遵守したアマチュア無線の運用は、社会に貢献できる立派な趣味の王様です。」

もうCRTの時代じゃないのね2006/04/03 15:55

仕事を終えて帰宅後、いつもにようにパソコンとTVの電源を順番に入れて服を着替え、TVを眺めながら食事をし、さてメールでもと思ったら・・・おや、モニタが真っ黒。電源は・・入ってる。スタンバイ状態かな、とマウスをぐりぐり、キーボードをカチャカチャ、いつもであればこれで、”カチッ、ぶぅぅん”と音がして画面が出てくるのだが、ウンともスンとも言わない。

何年かに一度こういう事態が襲ってくる。前回は怪しい部品を手当たり次第に交換していたったら結局は電源が逝っていたという事があった。さて今回は・・・リセットボタンや電源ボタンを押してみるとどうも普通に反応しているようである。という事はモニターかぁ、ケーブルを付けたり外したりしてみる。変化無し、昔使っていたモニタでケーブルの不具合で画面の色がおかしくなった事があった。その時に買い換えたケーブルだからかれこれ・・でも3年くらいかな、そうそうケーブルがいかれる筈も無し、そろそろ寿命かな、会社で廃棄されるところを拾ってきたモニタなので現役の頃は業務で使い倒されていた筈。因みにモノは飯山のMT8617ES、現在息切れ気味な現iiyamaが絶頂だった当時のそこそこのもの、ダイアモンドトロンの17インチモニターである。BNCコネクタも装備していたりしてちょっと良さそう(使った事は無いが)

改めて症状を検証してみる。モニタ上に表示されているメッセージは”signal not found”ふむ、ケーブルを交換してみれば良いんだろうが予備のモニタケーブルなんてものは持ってない、が、予備のモニターがあったりするw、この予備モニタはケーブルが本体から生えているタイプなのでケーブル付きでしまってあったので、そのまま本体に繋いで電源ON、あっさり点いた。(貰いモノのモニタでちゃんと見た事なかったけど、15インチながらちゃんとAG管だった)このモニタに付いてるケーブルを使って試してみたいところだったが、複雑に嵌めてある首ふり部分の台座を分解しなくてはならず、バキっとやったら終わりなのでとりあえずはこのモニタで急場をしのぐ事にした。

翌日、ダメ元で新品のケーブルを買ってみた。繋いでみてどうなるかはまた後日。ケーブルを買うついでに今時のモニタって幾らくらい?、どんなのがあるの?と、量販店のモニタ売り場へ行ってみた。むぅ、CRTモニタが無い・・・全部液晶。ここらへんのクラスが良さそうかな、というので4万円台から10万くらいかな。液晶は仕事で使う分には良いんだけど、画像や動画を見るのにはやっぱCRTだよなぁとか思う次第。省スペース、省エネ、目にもやさしい、と、利点は良く判るんだけどね、でもそういう時代になったんなら仕方無いのかな。

とりあえず新品のケーブルで試してみてダメだったら考えよう。いや、でも15インチながらちゃんと見られるモニタがあるんだからそう焦る事も無いかな、でも1280x960で慣れてる目には1024x768だと窮屈に感じてしまうとう贅沢病が・・・。そういや9万くらいでDELLがノートPC出してたなぁ、もし高いモニタ買うならそっちのノート買った方がお得か?とか妙な比較をしつつ・・・。

許容範囲はどこまで?2006/04/04 09:48

職場異動に伴い、順次業務を源さんに引き継いでいる。その中のひとつ。必要時に連絡する相手に田村君というのが居る。源さんと田村君、以前から私への電話の取次ぎ等や不在時の対応等でいつしかお互いに名前だけは知っている仲になっていた。先日顔合わせも済ませた。


私「○○については変更があれば都度田村君に連絡して下さいね」
源「そうですか」

・・・数日後

源「変更についてはタシロさんに伝えてあります。後でメールも出しておきます」
私「はい、よろしくお願いします(タシロ??・・あぁ田村君の事か)」

・・数時間後、源さんが田村君宛てに出したメールがCCで届いた。その書き出しは。

 『田代様・・・』

完全に間違えている。"田村"と"田代"を間違えている。昨日、今日知った相手ではないし、以前はちゃんと”田村さん"、と言っていたのを聞いた憶えがあるので、源さんの中で突然名前がすり替わったようである。会話では弾みでなんとなく言い間違える事は良くあるが、ここまで徹底して勘違いしているともう何も言えない。

どうやらこの間違いには1日で気付いたようだが源さんをとりまくコミュニケーションについては結構周囲が察し不問に付す事て丸く収まっている事が少なくない、

例えば、印刷出版業界(なのかな?)に関する話で、プリンター、と、ポイント、という項目があった。プリンター1台稼動すると特定の係数でポイントに換算するというようなもの。この換算結果の値をプリンターポイントと呼び、資料上にはこの3つの言葉が並ぶ
・プリンター
・ポイント
・プリンターポイント
式にすると
『プリンターxポイント係数=プリンターポイント』
これが源さんの分析回路に掛かるとどうなるか・・
『プリンターxポイント係数=ポインター』
新語誕生である。

客先に行く前の下打ち合わせの時に
「ポインターの値がですね・・」
「先月のポインターについては・・」
とさかんに独自の造語を連発していたので少々心配だった。勿論その中で

私「ポインターってプリンターポイントの事ですよね?」
源「え?・・あっ・・そうですそうです(焦)」
というやりとりはあった。

後日、客先でやはり「ポインター」を連発している源さん、この時、お客さんの反応はというと源さんが何を言っているのかは大体察しているので誰も指摘はしない、見事なオトナの対応。一番焦ったのは配られた会議資料、源さん作成のものだが、そこかしこに当然のごとく「ポインター」という文字が書かれているのである。
放置しておくわけにはいかないのであえて突っ込む

私「ポインターってプリンターポイントの事ですよね?」
源「え?・・あっ・・アレ?・・そうですそうです(焦)」

出席メンバーを見渡して見ると、この時はじめて気付いたふりでさりげなく赤ペンを走らせる様子が目に入る。

今のとここのレベルで済んでいるのでまだ良いけど、繊細な内容になったらどうなるのか考えると恐ろしい。

職場異動バンザイ。

リメイク?復刻?『犬神家の一族』2006/04/06 15:55

朝の情報番組で”犬神家の一族”のリメイクの発表をやっていた。朝のバタバタしている中、あちこちでリメイクをやっている事もあり聞き流しながら支度をしていたのだが、金田一耕介役が石坂浩二と聞いて支度している手が止まる。ほっほうこれは面白そう、しかも監督は市川崑等々力警部(の設定ではないようだけど)が加藤武、なんと数十年前の主要メンバーがそのまま出るらしい。

番組で紹介されている間、当然の如くBGMで鳴っているのは先日ネタにした大野雄二作曲のテーマ曲、今回のテーマ曲は前回の曲のアレンジになるのかなぁと注目するところだが、昨今の映画音楽事情からすると期待薄、いや、特に映画音楽事情に詳しいワケじゃぁ無いけど、昔と比べて新進のミュージシャンやら話題のアイドルやらが起用される機会が多いような気がしてね。女優陣については最近の役者がやるらしい、サスガに当時の方々は・・ね・・。

ついでに、面白いサイト発見。なかなかの出来。
http://www7.ocn.ne.jp/~yokomizo/haiyaku-inugami.html