ひさびさのクラス会2006/02/05 23:00

朝、動かなくなった車の鍵を営業マンに託した後、何年ぶりかになるクラス会に行って来た。その途中、時間があったので数年ぶりに電脳街に寄り道、ここぞとばかりにHDDを買う。この手のもの、日頃の生活圏でも普通に手には入るのだが値段も普通、かと行ってワザワザ安売り街に出向くかって言うと時間と足代を考えると、それ程の価格差にはならない、じゃぁ近所で買えよ、という声も聞こえそうだが、明らかに彼の地で安く売られているモノがあるのに何故今ここで買わなきゃならないのか、という思いに至る。そんなこんなでこういう”なんかのついで”という機会が重宝するのである。

で、クラス会、最後のクラス会は何年前だったか思い出せないくらい以前の事、当時比20Kg増という自分の様相を顧みる事なく参加者の顔判るかなぁと思い巡らしフト気付く、同じクラスって誰が居たんだっけ??・・・。思い出せないw、当然ながら今だに交流の絶えない友達やその話の中で出る名前は思い付くのだが・・。何人居たかと指折り数えて見ると・・いやいやそんなに少ないクラスじゃないだろ(笑)、という事で一体誰が居たのやら、出席者数はどのくらいかな、なんて思いつつ会場入り。

おっとぉ、思った以上に参加者多いぞ、しかも女性の方が圧倒的に多い、幹事が女性だからなのかもしれないが、これだけの人数集めた幹事スゴイな、なんて思いながら出席者の顔を見回しつつ着席、居る居る、こっち見てオマエ誰だって顔してるのが数名w、そこらへんはお互いサマという事で・・。着席してから暫くは、えっとあれは誰だっけ・・ ”おぉ、なるほど”、”あぁ、居た居た”と記憶を辿ったりしていたが、おそらく皆さんも私に対して同じ事をしていたのはまず間違い無い、当時の印象がお互い薄かったりした場合は尚の事でしょう。それに20kg増量中ですし。

その人なりの相関関係のある状態でもサスガに年齢重ねるとみなさん大人。卒業してから1日たりとも忘れてなかったかのように、自然に会話が進んでいく。意外だったのは予想してたよりもみんな若かった事。当然ながらそれなりに時代を乗り越えて来た実績は持っていたけど所謂”老け込んだ”様子は皆無だったと言って良いでしょう。素晴らしい。

和やかに歓談が進む中感じた事、この人こんな性格だっけ、あれ、こっちの人はこんな話し方だっけ?・・みたいな。見た目は変わらないけど性格は変わったのかな?、当時どんな様子だったかを思い出そうとするのだが、元々当時の記憶については自信が無く、あっても曖昧だった事もあってかなかなか出て来ない、そんな中、こんなにしゃべるヤツだったか、という”男子”一名。うーむ、確かに昔もこんな調子だったような気もするが、ヘタに経験を積んだ分、話しの内容がパワーアップしている。一体どこからどこまでがネタなのか、その壮大な話しはどこまで大きくなって行くのか、そのウチ彼の両隣には誰も座っていないという光景となったのも当然の事だったと言えよう。

後日、一緒に参加していた親友との話しの中で、「実は当時みんなとどんな感じで付き合ってたか憶えてないんだよね」って事を告白したところ、彼曰く「あぁ、そりゃ当然だよ、当時は彼(彼女)達とはロクにしゃべった事なんて殆ど無かったもんな」との事、ん?そうだっけ・・。何年も同じクラスに居てそんな事が・・と思いつつも、そう考えると確かに辻褄は合うし納得もできるように思える。そんなもんだったのかねぇ、

でもなぁ、少なくとも学園祭等のイベントはクラスで一致団結してやってた筈なのですよ。そんな事はぼんやりと憶えている(実はすっかり忘れていたのだが、その話題が出て思い出した次第)、こんなお題でどっかの誰かがSF小説書いてそうな気もしますが、これは事実。まぁとにかく、初対面じゃないのに初対面のように、初対面と同等なのに初対面じゃないかのように、という味わいのあるフシギで新鮮なひとときを楽しめました。

あっという間に時間は過ぎ、お開きの後、帰りの電車が同じになった別の親友がポツリと一言、「俺の隣に居たコなんて名前だったか最後迄わかんなかったんだよなぁ、あれ誰?」おいおい、あんなに楽しそうにしゃべっていてそりゃないだろ(笑)

ただ、このクラス会をやるきっかけになったのが、先月もう一人の親友が突然逝っちまった事の連絡を取り合った際に、みんなの最新の連絡先が判明したからだった、ってのが残念でならない。