鵜の目鷹の目?2005/09/20 11:02

パワードパラグライダー(以下PPG)なるものをご存知だろうか
山の上などからパラシュートでグライダーのように滑空するのが
パラグライダー、これに動力を付けてプロペラの力で
推力を持ったものがPPG、モーターパラグライダとも言うらしい
巨大な扇風機をリュックのように背中にしょったり、吊り下げた
椅子の背中に付けたりする。動力があるので高い山に登る必要は無く、
河川敷や海岸から自力で離陸する事ができる。

南の島の海岸などで海にはウィンドサーフィン、空にはパラグライダー、
なぁんていう光景に出くわすとリゾート気分が一層高まるのではなかろうか、
空や海、風に関するものは爽やかな印象を受けやすい(と思う)

日本でもこのPPGなるもの、静かに広く楽しまれているようである。
海岸でのエンジン物といえばジェットスキー等が思い浮かぶ、これは船舶免許
等が必要で法律でいろいろ規制されている。ではPPGはというと
航空関係の法で厳しく規制されている為ちとやそっとではできず、
細かい航空管制指示を受けてかなり厄介なモノ、と、思たのだが
驚くべき事に規制は皆無らしい。つまりいつでもどこでも自由に飛べるのだ。

ただ、日本の海岸では民家が隣接している事も多く、エンジンの騒音が
トラブルに繋がるらしい、そんな事もあり、愛好家では任意団体を作り
様々な自主規制をする事でスポーツとしての地位を維持する事に
一生懸命なようだ、法的規制は無いが任意団体が発行するライセンス
を持っていないと実際は肩身が狭い思いをするし、飛ぶ場所も
オイシイ場所は自主規制管理下にあり下手な事をすると白い目で見られる。

らしい。実際は良く知らないので話の断片を合わせるとこうなる。
優雅に飛ぶスカイスポーツ愛好家というと爽やかな響きがあるが、
彼等には意外な楽しみ方もあるらしい、カメラ片手に飛ぶ人も
少なくなく、手軽に航空写真が楽しめる上に、空からの視線には
下界の人達はかなり無警戒なようで、海岸やホテルのプール等
見応えのある光景が目に入るらしい。

このPPG、騒音問題が起こる程動力の音が大きい、地上10Mくらいで
上空300Mくらいを飛ぶ飛行船のような音が聞こえてくる。
夏のビーチで自分だけの時間を満喫する際、周囲を見渡して誰も居ない、
と、確認すると同時にちょっと耳を澄ましてみる事をオススメしたい。