ムック本2006/06/01 08:49

長いことバイクに乗っていると雑誌の特集記事の取材募集の声が掛かる事がある。だが、この手の雑誌は読者の目を惹きやすいように大抵はカスタム(改造のコト)している車両がメインとなるので、ほぼノーマルで乗っている限りは縁の無い話しである。

昔からあるバイク雑誌の多くはバイク好きな編集者達が趣味の感覚を存分に発揮しながら楽しみながら作っている様子が紙面から伝わって来ていたような気がする。

ムック本の編集者達もこれまで見て来たバイク雑誌と同じように知識豊富でいろいろな経験からプロフェッショナルらしい切り口で作り上げて・・・と思っていたのだが、一部に関してはどうやら違うらしい。乗り物のムック本の主購買層はその車両の持ち主で、自分の車の開発ストーリーやらパーツ特集、改造例等を見ながら悦に入るのであり、雑誌の作り手の様子など不要なのかもしれないが・・・。

以前、機会あって編集の人と発行前のムック本の件で打ち合わせをした事がある。バイク好きな人との趣味感溢れる会話になるのかと思いきや、開口一番「売れる本にしたいんですよ」との事、相手は商売ベースなので当然であるが、対象車両には興味など微塵もなく、純粋に本という商品で利益が産まれれば良いという考え方に受け取れた。

これらの取材に応じた知人の話からすると、車両撮影のカメラマンも同様のようで、バイクや部品に関する知識が皆無に近いものだったらしく、車両撮影はまだしも、個々のパーツ撮影段階になると、オーナーから「このキャリパーを作っているのはブレンボと言ってですね・・」というところから説明しなくてはならない状態だったらしい。

打ち合わせから数年経ち、あの人は数々のムック本に携わって来たようだが、あれ以来、あの人が携わってる企画には醒めた感覚で見るようになってしまった。そうは言っても面白そうな車両の時は買いたいとは思うのだが、気軽に買うには値段が高い、あの感覚で作る質でこの値段、どうしても割高感を感じてしまう。

早々と1400のムック本が発売になった。数週前からやっとデリバリーされたばかりの車両なので、記事が書かれた時期にどの程度車両に触れる事ができ・・(略)、まぁどの程度魅力的な内容になっているのか、編集者が同じような考え方で作っていたとしたら期待値は低いが、他に無いのであれば完全に術中にハマる事になるが、買うしかない、かな、でも2625円はやはり高い。


因みに”ムック本”とはMagagineとbOOKの合成語らしい。ハードカバーの雑誌だと思えば適正価格なのかな??